■オーガニック食材の美味しさ
「今から28年前、リヤカーでの無農薬農産物の引き売りから、私たちの仕事は始まりました。その当時の思いを受け継いでいるのがこの レストランなのです。有機野菜、オーガニック食材を少しでも多くのお客様に味わっていただきたい。そんな思いで、毎日厨房に立っています。」
と熱い思いを語ってくれた市川さん。笑顔の裏にもしっかりとした芯の強さがあります。
市川シェフのオーガニックとの出会いは、マザーズからでした。
「本当に偶然に出会ったという感じでしたね。それまで、厨房では働いていたものの、そこまで素材にこだわってはいませんでした。」
しかし、本当の美味しさを知るたびに有機素材の魅力に惹かれていったといいます。
「まず、野菜の美味しさが違います。じゃがいもはホクホクしている。人参は本当に甘い!野菜本来がもっている酸味、甘味、苦味がはっきりとわかるんです。そこが他の野菜との大きな違いです。有機なので土から作っている。土が違うから美味しさが違うんですね。調理をしていて野菜の勢いを感じます。」
本当にお料理から野菜の元気が伝わってくるようです。
「土も食べられる。皮も食べられる。だから野菜はできるだけ皮のついた状態で料理をしています。また、調味料は使ったとしても邪魔にならない程度を心がけていますね。」
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