私の取材日記<タイ編>

料理研究家  荒井 宏恵

私のプロフィール
食品メーカーの商品開発部において数多くのヒット商品および国内外の特許を開発。
退社後、料理企画編集からタウン紙等のメニュー連載まで幅広く、料理研究家としても活躍。
「料理」の取材・執筆・企画・編集を精力的に活動中。

今回、国内を飛び出し、おいしいものを!!

ここは、タイの王室がバカンスに訪れるという街 ホアヒン。バンコクから車で約3時間。日本でたとえるならば、葉山であろう。海に囲まれたこの街は、シーフードが盛りだくさん。屋台に色どり豊かな新鮮な魚介類が並ぶ。街を歩いていると港が見えた。海の上にデッキが立つそこは、海鮮レストランであった。早速レストランに入りミックスグリルを注文。「魚介をグリルする」というシンプルな料理法だが、新鮮なだけに本当においしい。自然な魚介の甘味があった。

今回の旅で、私が再発見した食材は、さまざまなタイ料理に使われていたバジル。
タイのバジルは、ホーリーバジルといい、日本のスィートバジルと違い、香りが強くツァンツァイのようなもの。同じ食材でも、さまざまな品種や料理法が世界各国で違うのだとまた食の深さを実感したのであった。次回はどこへ行くのやら、おいしいもの発見の旅はまだまだ続きます・・・・・・ご期待下さい。


さて、本格的タイ料理を食べたくなった私は、ホアヒンのホテル(エヴァソン)で行われているタイ料理講座に潜入。スパイシーで食欲をそそるタイ料理は、日本に限らず世界各国で人気だ。この講座には、インド・オーストラリア・イギリス・日本人と国際色豊かなタイ料理を愛する人々が集まった。この日のメニューは、ソムタム・タイカレー・トムヤムクン。すべてスパイシーだが、ココナッツミルクやピーナッツの甘味がアクセントとなりクセになる味だ。そこで、手軽に作れるソムタムをご紹介いたします!!

ソムタム

ホテル料理長直伝です。

材料(4人分)

青パパイヤ(千切り)

250g

人参(千切り)

100g

ライム絞り汁

大さじ2

プチトマト(半分にカット)

6個

にんにく(みじん切り)

1かけ

赤唐辛子(みじん切り)

適宜

やし砂糖または黒砂糖

大さじ1

干しえび(細かく砕く)

20g

ピーナッツ(細かく砕く)

20g

ニョクマム

適宜

作り方

作り方は非常に簡単で美味しくお召し上がりになれます。
ボールに全ての材料をいれ、すりこぎで味がなじむよう、たたくようにまぜる。
(上記以外の材料でお好きな物をいれオリジナルなソムタムを楽しむことも出来ます)
青パパイヤが手に入らない場合、しろうりの皮と種を取り除いたもので代用するとおいしいです。