代々受け継がれてきた本場の味を伝えたい
金さんはフュージョンでない韓国料理を伝えたいと熱く語る。
「日本の方の口に合わせることは、もちろん大切だと思います。しかし、私は、韓国の人が食べても美味しいと思える料理を提供してゆきたいと思っているんです。韓国料理の看板をかかげている以上、アレンジをあまり加えず、本物の韓国料理を作っていきたいですね」
メニューを見ると韓国ならではの食材を使ったものや韓国の家庭料理が丁寧な説明書きと共に載っている。
「韓国では、家庭、家庭により昔から受け継がれてきた味があります。キムチひとつとってもその家庭により味が全然違う。私は、代々金家に伝わってきた料理を再現しているんです。それがどんな料理なのか、少しでもわかって食べていただければと説明書きをつけています」
|