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― 107年間日本の歴史と共に成長してきた煉瓦亭。洋食は煉瓦亭なしでは語れませんね。
木田:日本で初めて洋食のジャンルを作ったのは煉瓦亭だと先代から聞いております。当初フランス料理店を開いたのですが、あまり日本の味に合わず売れませんでした。 そこで日本人の嗜好に合わせてフランス料理をアレンジしたのです。中でもヒットしたのが仔牛のコートレットを日本人向けに合わせたポークカツレツ。仔牛のコートレットは、日本人にはどうしても胸がやけるしつこいものでした。仔牛のコートレットをさっぱりさせるにはどうするか?そこでヒントにしたのが江戸時代に作られた天ぷら(精進揚げ)です。まず、牛肉を豚肉に、衣の粉チーズを卵に変えました。そして、生パン粉。フランスには、生パン粉はございません。実は、生パン粉は煉瓦亭で考えた残ったパンをきれいに使うための手段だったのです。残ったパンをおろし金で粗削りしてみたところ半生のパン粉ができました。それらすべてをあわせて天ぷらのように揚げてみたら、おいしくマッチしたのです。それからポークカツレツを筆頭にカキフライなどの揚げ物メニューが増えていきました。
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