黎花(ライカ)に込められたシェフの思い
店内への入り口には、たくさんの花が飾られている。女性なら誰しもふっと癒される空間の演出。シェフのお客様への思いは料理だけでなく、お店の入口から始まっているのである。
「来店されるほとんどの方が女性のお客様です。おもてなしのテーマは花。どこか南国にいるような、楽しくて明るい雰囲気を味わってもらいたいと、店名を私の苗字と組み合わせ、黎花(ライカ)としました」
シェフの作る料理のテーマは、「福寿健美(ふくそうきんめい)」これには、「思わず微笑みのこぼれるような幸福な料理」「健やかに美しくなれる健全な料理」という意味がある。
「薬膳は、食べるとからだが喜び、知らず知らずのうちに健康になる、幸せを運ぶ料理。しかし、どんなに健康的な料理であっても美味しくなくては意味がない。だから、私は常に美味しさを追求しているよ。もちろん、お客様には、いつも最高の美味しさを味わってもらいたいと思っているんだ」
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