ガストロノミーとは、ガストロノミストとは
最近耳にするようになった「ガストロノミー」。本来はどんな意味を持つのでしょうか?
フランス語で「gastronomie」、日本語では「美食学」「美食術」と言われています。美味しい料理を調理して食すことだけを指すと思われがちです。
ガストロノミーはいう言葉は古代ギリシャ語で、「ガストロ(胃袋・腸)」、「ノミー(法則、学問)」という二つの言葉からなります。つまり、「生理学に準じ、おいしく食べる術、学問」ということ。料理を中心とした「食」に文化的要素を含ませること。食を文化とみなし、料理を学問(自然科学・社会科学・美術)としてとらえる考え方で、1800年代のフランスから広まってきました。
ガストロノミーを実証する「ガストロノミスト」は、ただ漠然と食べるのではなく、食事という文化的行為を大いに楽しむこと。食欲を満たすだけでなく、五感を使って楽しみ心を豊かにする食事の重要性を唱えます。その上で、素材の知識・調理法を学び、作り手の意図を読み取る力を身に付け、食空間を作るすべてのものを楽しみ感性を磨く・・・そういった人を「ガストロノミスト」と称します。
パティス・ガストロノミー協会の講座
「ガストロノミー」を学ぶガストロノミスト取得講座をはじめ、パティス・ガストロノミー協会ではお菓子の資格取得講座や「お菓子」「パン」「各国料理」「季節の料理」の専門講座、ワイン講習会、単発で有名レストランのシェフやパティシエ、料理研究家による料理教室が開催されています。
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