フードディレクター/料理カメラマン

中山佳子 

京都生まれ、京都・東京育ち。
京都の芸大を卒業後、アメリカ交換留学で写真を学び、カメラ片手に世界中を旅しながら広告カメラマンをめざす。その後、撮影の仕事を通じて次第に食の魅力に強く惹かれるようになり、調理師免許・フードコーディネートなど食の資格を取得。さらに食に関わる媒体(料理学校の広報、料理情報冊子)の企画編集に従事し、特に野菜や果物には造詣が深く書籍出版にも多く携わる。



 スモークチーズ 和風卵焼き


    クリックして拡大画像をご覧下さい

材 料
分量

2個

スモークチーズ

150g

大葉

2〜3枚

みりん

小さじ1

だし

大さじ1

柚子胡椒

小さじ1/2

作り方

1 スモークチーズは5mm角のサイコロ状にカットする
2 大葉は粗みじん切りにする
3 ボウルに柚子胡椒、だし、みりんを入れて混ぜ合わせる
4 別のボウルに卵を溶き、1〜3を合わせ入れ良く混ぜる
5 フライパンに油を熱し、卵を焼く

※ 柚子胡椒は入れすぎると塩辛くなるので、好みの味に調整を。
  チーズの代わりに、ちりめんじゃこでも美味しく仕上がります。




【 旬の野菜 身近な食材を輝かせる親しみやすいアプローチ 】
少しの工夫でいつもと違う味わいとなる食材の組み合わせや、カメラマン目線での料理がより美味しそうに見える盛り付け、食欲をそそる演出の提案など。
旬の野菜を中心とした季節のメニュー、四季折々の祭事や伝統食のアレンジなど、親しみやすいアプローチで大人も子供も楽しませてくれる。


【 フードディレクターという仕事 】
クライアント向けに、料理のレシピ作成から撮影まで、一連の作業を自らこなす中山さん。
最も得意とするのは、やはり野菜や果物を活用したレシピ。旬の野菜の彩りが生き生きと映え、さらに家庭でも再現しやすい身近な食材を使ったレシピは消費者から好評で、企業からの評価も高い。

「 同じ日本の中でも、その地域によって食し方やカタチが違ったりして面白いんです。食べることが好きなのはもちろんですが、どちらかというと、食を介して人との時間、空間、会話、表情や心情が分かり合えて広がっていくことが楽しい。」
現在は、フード関連の企画・編集・撮影を専門に行う新事業を立ち上げ、ディレクターとしてますます意欲的。 フードコーディネーターやカメラマンなどスタッフと共に、今後はレシピ開発に一層力を注ぎながら、発酵食などの知識も深めていきたいという。

「 京都というと、伝統野菜をはじめ京都ならではの食材や食べ方、由来が沢山あります。先祖から言い伝えられてきた食文化や生産者、職人さん達の思いを大切にしつつ、今の時代に添った新しい食のあり方を提案してきたいと思います。」


編集後記


華やかな女性らしい雰囲気と、さばさばした話しやすさを合わせ持つ中山さん。中山さんと接していると、フードディレクター兼料理カメラマンとしてのご活躍の基盤には、食や人に対する好奇心、そして懐の深いお人柄があるとつくづく実感いたします。
モダンな海外風のデリ、ほっこり温かな和風スイーツなどと幅広いコーディネートのバリエーションから、今回はご家庭向けのカンタンお惣菜レシピをご紹介頂きました。おもてなし時のおつまみに、お弁当のおかずに、と大活躍しそうな一品。さっそく試してみたいと思います。