炭火焼とフレンチの融合は、めずらしいですね
そうですね。フランス料理においてロテスリー(ロースト料理専門店)があるように、ラムのグリエなどチャコールグリルを使って焼くという調理法はフランス料理にあります。その焼くという調理法グリエを、メダリオンでは、あえて炭火を使って調理しております。炭火は、焼いたあとの香りや炭独特のいぶし加減が素晴らしいからです。ご家庭でいうなら、秋刀魚です。秋刀魚を焼くと、たとえガスでも、たくさんの煙が出てきますね。その煙、つまりスモーク状態で秋刀魚は焼かれていますから、秋刀魚は他の焼き魚と比べておいしいのです。炭火で焼くと、秋刀魚のように独特のなんともいえない香りが出て素材そのものがたいへんおいしくなります。
ソースが決め手のフランス料理、炭火焼との相性はいかがでしょうか
炭火独特の香りは、とてもソースとの相性がよいですね。メダリオンのおすすめのメニューの中で、欲張り3種のフィレ肉盛り合わせがございます。これは、牛には赤ワインを、仔羊にはガーリックを、そして仔牛にはグリーンペッパーをアクセントにしたソースとあわせております。ソースで召しあっていただいても、炭火の香り、ソースのコク、素材の持ち味がバランスよくお互いをひきたてていると思います。もちろん、素材の持ち味だけでおいしく召し上がっていただきたいものには、シンプルな味付けを心がけています。たとえば、減農薬野菜の炭火焼です。こちらは、塩だけで味付けしております。特に塩は、フランスやミネソタなど厳選したものを使っています。炭火の香り豊かな素材を最もおいしく召し上がっていただけるソースはなにか、いつも素材と向き合って料理ひとつひとつを生み出しております。
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【欲張り3種のフィレ肉盛り合わせ】
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