■毎日食べるお料理、それは毎日の私たちの身体を作るもの
当たり前のことですが、私たちの身体は食べたものからできています。
そしてココロとカラダを元気にしてくれるのも食べ物の力です。
食べ物の力というとタンパク質やビタミン類などの栄養素が思い浮かびますが、実は、身体を温めたり、冷やしたり、引き締めたり、緩めたりなど本当にいろいろなパワーを持っているのです。
そんな食べ物のパワーを全部いただくには、余計な調味料を使わない、素材の味が活きたお料理が一番です。
初めは少し物足りないなと感じても、だんだんと穀物の美味しさや野菜の甘さが感じられるようになるのです。そしてそんな素材のパワーをたくさんもらうと、なんだか身体がほっとするような気がします。
そして私が大切にしている食べ方は、「〜がよいから食べる」というのではなく、その人にあったものを食べるということ。
なかなか自分の身体に聞いてみるって難しいかもしれませんが、自然な味を美味しい!って感じられるようになるとなんとなく自分の身体にあったものもわかるようになるんです。 そんな私が提案するのは、「カラダにやさしく、毎日作れて、毎日食べれるお料理」をテーマにした穀物とお野菜中心のシンプルなおうちごはんです。
■毎日食べるものだからこそ・・・・
〇季節・旬を感じる食材、その土地でとれたものをできるだけ取り入れましょう。
暑い夏には、きゅうりやトマトなど身体を冷やすものが出回り、寒い冬には根菜類など身体を温める食べ物が出回ります。
私たちって自然の法則に基づいて身体のバランスをとっているのです。
〇手間と時間をかけて丁寧に作られた調味料を活用しましょう。
じっくりと天然発酵をした調味料は、人工的に発酵させたものよりも、味わい深いのです。
〇できるだけ精製していないものを、食べられる部分は皮も丸ごと使い切りましょう。
私たちは野菜であれ、穀物であれ、お魚類であれ、いのちをいただいています。なるべく命に近い形のほうが、素材のもつパワーをより取り入れることができるのです。
〇昔から食べられてきた知恵を受け継ぎましょう。
例えばさんまを食べるとき、大根おろしがつきます。これは大根が魚の油を消化する作用があるため。昔ながらの食べ物の組み合わせって理にかなっていることが多いのです。
■いただきます。その言葉を大切に
ご飯を食べる前の「いただきます」。この言葉にはいのちをいただくという意味があります。そして「食事」は人を良くすると読むことができます。ご飯を食べる前に、食べ物と作った人への感謝の気持ちを込めて元気よく「いただきます!!」って言ってみましょう。ココロもカラダも元気になるような気がします。
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