気取らないベーカリー 吟遊詩人
詩人とは、中世ヨーロッパで恋愛の歌や庶民的な歌を歌いながら各地を遍歴した芸人のこと。ムーミンに登場するスナフキンのようなイメージの店名には、清澤さんの思いが込められている。
「私にとって好きなことは、パンを作りお客様に喜んで食べてもらうことです。私自身詩を書くということもあるのですが、独立したら店名は親しみやすい日本語にしようと思い、吟遊詩人としました」
清澤さんの作り出すパンは、毎日でも食べたくなってしまう手が届きやすいものばかり。 「私は独立するにあたり、かっこいいからあのお店に行ってみようという店ではなく、美味しいから、安心して食べれるから、毎日食べたいから・・・そういう気持ちでお客様が足を運んでくれるパン屋を作りたかったんです。だから洒落っ気よりも、素材に徹底的にこだわり、お客様の期待を裏切らない美味しいパン作りにこだわっているんです」
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