美味しい料理が道しるべ
シェフが料理の道を志したのは、中学卒業と同時だったとか。
「私をこの道へと導いたものは、初めて食べたお寿司でした。『こんなに美味しいものがあるのか!』と子供心に感動しましたね。そこで、進学せずにそのまま寿司業界に入ったんです。その後、料理の幅を広げようと洋食の世界に足を踏み入れているときに、メキシコの代表料理「タコス」を食べるチャンスがあったんですね。当時はまだ「タコス」という名前が一般的でなかった時代。初めて寿司を食べた時と同じ感動がよみがえってきましたよ。『これは旨い!この料理を追及してみたい』と。そこからメキシコ料理一筋でやってきました」
美味しさの感動が道しるべとなった志野シェフ。
そんなシェフの探究心が美味しい料理を生み出す原動力になっているのである。
|