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ーシェフのスローフードとの出逢いはテスタローリというイタリア最古のパスタ
「こんなパスタがあったのか!あの出逢いは僕にとって本当に衝撃だったね。」
とイタリア郷土料理に目覚めるきっかけから話をしてくれた橋本さん。
「当時の僕は、料理を創作することに傾倒していたんだ。新しいスタイルの料理を自分の中で作らなければいけないと思っていた。スペシャルといわれる料理はシェフのオリジナル料理だと思っていたんだよね。」
しかし、イタリア料理という旗をかかげながら自分の中から湧き出た料理が果たしてイタリア料理と言えるのだろうか?という疑念を少なからず抱いて料理を作っていたという。
「真似はできても自分はイタリア人でもフランス人でもない。言葉に母語があるように、味にもお袋の味があるんだ。日本のお袋の味で育った僕はイタリア人の嗜好でイタリア料理を作ることはやはりできない。どうしても日本っぽくなるんだよね。だから、まず覚えなければならないのは、創作料理の前にイタリア人がどういう料理を食べて育ったのか。彼らが食べてきた料理を知る必要を痛感した。そうしたら少し彼らの気持ちがわかるから。」
自分の料理スタイルを模索し、超えなければならない壁があると感じていた橋本さんにとって、イタリアスローフード協会との出会い、そしてイタリア郷土料理(テスタローリ)との出会いが後々の彼の歩む道を決めることとなったのだ。
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