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― 「boratorio」、「実験室」という店名に鏡さんのお店に対する思いが込められていると聞きましたが。
鏡:この「boratorio」には二つの意味を込めました。
ひとつは、イタリア料理の技法に枠を設けず、調味料など日本の素晴らしい食材を取り入れて「boratorio」独自の味を作り出していきたい。実験するように、新しい食材を使ってオリジナリティあふれるイタリア料理を作り出していきたい、という思いです。
もうひとつは、アルコールもイタリアワインだけでなく世界各地のワイン・日本酒・焼酎と幅広く置いています。お客様にイタリア料理にはイタリアワイン・・・という固定概念をはずしていただいて、実験的にイタリア料理といろいろなアルコールを合わせて新しい発見をしてほしい、という思いです。
― いつごろからイタリア料理を志すようになったのですか?
鏡:父方、母方双方の祖父母が「食」に関する仕事をしていました。だから子供の頃から「食」は身近なものでした。おじいちゃん、おばあちゃんのうちに行って、そういう仕事を見ているのが楽しかったんです。小学5年生の時にはコックになると決めていました。
まずは洋食と思って調理師学校に入学、学校の授業で落合務シェフからイタリアンを学ぶ機会がありました。落合シェフからイタリア料理の素晴らしさ、楽しさ、奥の深さを教わり、これだ!!!と。ちょうど「イタメシ」ブームのころでした。 |