bhojan (ボージャン)

柴田 守 オーナーシェフ

ポリシーは「お客様に喜んでいただけるよう、一品たりとも気を抜かない」

茅ヶ崎・鉄砲通りを進むと、突如レンが作りの店が現れる。店内に1歩足を踏み入れれば、もうここは異国の街「インド」。インド音楽とともに釜で焼いたカバブやカリ―などインド料理がゆっくりと堪能できる。


柴田オーナーシェフとインド料理との出会いは、いつですか?

調理師学校卒業後、僕は洋食屋、今でいうフランス料理屋で4年間働いていたのですが、だんだんとつまらなくなってきたんですね。その時「他の仕事をしてみよう」って思いました。でも、どうしても僕の目に入るのは料理店。ふとある時、六本木のインド料理の老舗である“モティ”の面接に行ったのです。一歩店内に入ると、そこは僕が見たことがない世界でした。コックもホールもスタッフみんなインド人。キッチンの仕事ぶりになんとなくひかれ「ここで試しにやってみよう」と思ったのが僕とインド料理の出会いです。

実際、インド料理の世界に入られて、いかがでしたか?

僕が“モティ”に入った頃は、ちょうどインド料理が流行りだした頃。日本に来るコックさんは、タンドリーのエキスパート・カレーのエキスパートと、みなファイブスターの腕のよい職人さんばかりでした。味・まかないすべての仕事ぶりが気に入って今に至っています。洋食屋にいた頃は、先輩が作ったものでも「おいしい」と思ったものはありませんでした。でもインド料理は、味覚に訴える味、人間の欲にまっすぐ来て「おいしい」と感じます。

時間があればすぐインドへ行かれるとの事ですが、ズバリ、柴田様にとってのインド料理の魅力とは?

インド料理とは、インドの自然環境そのものから生まれた料理です。インドは、普通に暮らすだけでも負担の大きい国。濃かったりスパイシーだったりと、決してやさしい味ではありません。インド料理の基本はスパイス。唐辛子やターメリックなど自然のものをスパイスで調理します。日本とは食材の構成や味は全く違うのです。たとえば、インド人がインドで日本料理を食べていたら病気になってしまいますし、逆にインド人が日本で、インド料理を食べていたらみな元気過ぎてしまうほどです(笑)。料理も環境も、インドには、日常とは違う現実があったということが最大の魅力です。

まさに、インド料理は、柴田様を虜にしたのですね!!それでは最後に、今後、ここボージャンでどのようにインド料理を広めていかれるかお聞かせください。

おかげさまで、平成9年にオープンして以来、お客様の反響が大きく、店を動かすのが精一杯な日々を送っています。しかし、まだまだやりたいことがたくさんあります。たとえば、インドの家庭料理。実は、インド料理店で食べるインド料理と家庭で食べるインド料理は全然違うものなのです。家庭の方があっさりしたものが多いのですよ。これからも、のんびりと考えながら、さまざまなインド料理をここボージャンでお客様にお出しして行きたいと思います。

好み料理をクリック素敵な画像をご覧下さい

チキンカリ―

(簡単にできる本格的インドカリ―です)

クリックして拡大画像をご覧下さい

材料・4人分

鶏むね肉(乱切り)

200g

じゃが芋(メークィーン)(乱切り)

1個

人参(乱切り)

100g

なす(乱切り)

1本

ししとう

5本

玉ねぎ(スライス)

中1個

トマト(ざく切り)

中1個

スパイス

 

タカのつめ

2本

にんにく(スライス)

2かけ

クミンシード

小さじ1/2

コリアンダーシード

小さじ1/2

ヨーグルト

大さじ3

大さじ1 1/3

カイエンヌペッパー

大さじ3/4

ターメリック

大さじ1

パプリカ

少々

バター

大さじ2

800cc

油・グリーンコリアンダー・市販ガラムマサラ

適宜


作り方

1.鍋に油とタカのつめを入れて、タカのつめが色づいたら、クミンシード・コリアンダーシード・にんにくを入れる。
<ポイント>油を充分熱くして、スパイスを入れると、スパイスがはじけてよい香りがします。
2.にんにくがキツネ色になったら、水以外の材料を入れ、炒める。
3.水を加え、じゃが芋が固めに茹で上がったらできあがり。仕上げに、グリーンコリアンダー・市販ガラムマサラを入れて味調整。